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SDGs

13th Dec.2021

2021年10月よりサスティナブルコーポレートを締結している法政大学の学生サスティナブル活動組織であるSDG‘S Action Students of HOSEI(SASH)の皆様と“古着リメイクのプロジェクトを行いました。

”法政大学主催のSDG‘S Week 2021のイベントとしてSASH主催の古着ファッションショーが行われ、その中で当社が担当させていただきましたリメイク作品を発表いただきました。

弊社サンプル室担当の安部美優を中心としたプロジェクトチームの下、どのように縫製を進めていくかを討議したり、実際着用してみて新たなリメイク案をスタッフ間の過去の経験則を含めて語り合い作業を進めていきました。

チェック柄のネルシャツをスカートにリメイクした作品はベテランスタッフの助けを借り難易度の高い部分を綺麗に仕上げることができました。サロペットを上下分断しパンツとしてリメイク。長袖柄シャツの袖を半袖にしてそのあまりの袖部分をパンツのベルトに利用したセットアップ・リメイクも行いました。シミ汚れがついて着ることができなくなったTシャツはそのシミ部分が見えなくなる位置まで短冊状に裁断をし編み込みリメイクをすることで新たな価値観があるTシャツに生れ変わりました。

法政大学“SASH”古着ファッションショーリーダーを務めた宮国菜実さんへのインタビュー

-リメイクしていく過程でどのような発見がありましたか?

少し手を加えるだけでオリジナリティが出て、愛着が湧くということです。ほとんどのメンバーがリメイクは初挑戦だったのですが、思い思いの方法で作成された、個性豊かなリメイク品がそろいました。

-今回のイベントを開催するにあたり、苦労した点などお教えください。

プロジェクトが立ち上がった時期がコロナ渦であったこともあり、メンバーとなかなか対面で会えなかったことが最も苦労した点であったと思います。オンラインでのミーティングを何度も行い、それぞれアイデアを出し合って準備を進めました。

-イベントを終えての感想をお聞かせください。

このイベントは私たちにとっても、ワードローブを見直したり、着なくなった衣服のリメイクに挑戦したり、とファッションとの向き合い方を考え直す良い機会になりました。サステナブルファッションへの向き合い方は多くあると思いますが、最も実践しやすい方法として、衣服を「捨てる」以外の選択肢をとることが挙げられると考えております。この古着ファッションショーを通して、一人でも多くの方に「捨てる」以外の選択肢が届けられていたら幸いです。

-ファッションを切り口に今後やっていきたいことなどありましたらお教えください。

古着ファッションショーで使用した衣服を含めた、古着交換会を企画しております。今回学内に設置した古着回収ボックスに、多くの古着を入れていただいたことから、学内だけでこんなにも多くのまだ着られる衣服が集まったことに驚きました。「学内で衣服を循環させよう」という思いから定期的な交換会の実施を予定しております。

今まで関わることが少なかった学生様とSDG‘sというキーワードをきっかけに交流することができ普段体感できないような経験をスタッフ間でも持つことができました。このような活動を通じ学生の方々の目線から見たファッションを今後も学ばせていただきたいと感じております。

NAKANO APPAREL Yamagata Factory・リメイク・プロジェクトメンバー:
安部美優、板垣静香、鈴木妙子、田中帆奈美、村上葉月、仲宗根美砂子、花谷実紀、加藤永梨香