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SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALSSUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

“サスティナブル縫製工場”がモノづくり文化にイノベーションをおこす
持続可能な社会への貢献を目標に縫製工場を運営する企業としてできうることを全社員で考え抜き関係するすべての方々と共に“サスティナブル縫製工場カンパニー”を実現します。

FAQよくあるお問い合わせ

「“サスティナブル縫製工場”がモノづくり文化にイノベーションをおこす」この新理念を拝見しました。
こちらの変更の理由と内容を教えてください。

かつてから大量生産・大量消費社会の生産方式において発展してきたこの業界において、我々も縫製工場としての発展をさせていただきました。その歴史を否定するつもりはございません。
一方“自然に優しい”・“環境保全”という観点で色々な施策がアパレル業界でなされていたのも事実です。
しかし、完全なものではなかったのではないでしょうか。これらをアピールすることが大量生産・消費に向けての一助になっていたのかもしれません。

ただそれを考え直さねばならない事態が発生しました。新型ウイルスの影響です。
アパレル業界にも大きな打撃がありました。今後の課題として何となくイメージしていたこれらの問題が露出化し直近の問題として向かい合い解決しないことには存続が難しい問題として取り上げられるようになりました。

それは業界の川上、川下をつなぐ縫製工場ある我々にも同じ問題だと考えます。
なので我々もそれらに取り組みたいと考えております。
今までの良い部分は最大限に活かし発展しつつサスティナブルの概念を全社員の経験と知恵と関係各社の皆様とアイデアを集結し解決したいと考えております。
そこに最先端のテクノロジーを用いることで縫製工場から発信されるモノづくりの文化・概念にイノベーションをおこしたいと考えております。

業界における我が社の影響は微々たるものだと認識しておりますがそれでも立ち上がりそれを武器に未来に向けての繊維産業における立場を明確にしたいと考えております。
その為には企業理念を変更することでメッセージを明確にしその思いを伝えることが大切だと考えるに至りました。

ナカノアパレルの掲げる“サスティナブル縫製工場”ってなんですか?

“サスティナブル縫製工場”としての当社の考え方は大きく分けると下記の4点になります。
・地球環境への配慮
・効率化を考えた仕組みや設備の導入
・地域ボランティアを含めた地域貢献を実行します。
・労働環境の最適化を考えます。
これらを工場視点で考えた施策を当社におけるSDG’sと位置づけ実現に向かって全社員で考え、取り組み実行してまいります。

縫製工場による地球環境への配慮とは具体的には、何になりますか?

縫製工場としての特殊な問題に上げられるのは、裁断クズの廃棄問題です。当社ではこの問題にメスをいれ解決していきたいと考えております。まず、毎日でる裁断量における裁断くずの量を算出しそれを毎月HP上で発表をさせていただきます。そしてこれらの裁断クズがどれほどの量が発生しているかを開示させていただきたく思います。
また、それらの裁断クズを再利用するリサイクルメーカー様との取り組みを深めあらゆる再生商品を開発してまいります。
また、工場業務においてアイロン業務があるのですがその際に蒸気が必要になります。これらは重油燃料によるボイラーで蒸気を発生させることが通常です。この重油燃料を使用しないで木質チップ燃料を使用するバイオマスボイラーの完全導入を考えております。※当社中国工場(無錫奈加野時装)では2014年より導入しております。来秋開業予定のベトナム工場にも実装します。山形本社工場においても将来的に実装することを予定しております。
また、工場電力についても再生エネルギーの利用を推進しておりすでに山形工場では2021年9月時点において全体の50%は再生エネルギーによる電力になっております。
これらの大きな設備に向けての取り組みの他に資材、備品などにも取り組んでおります。
自然環境に配慮された縫製糸を現在まで使用をしておりすでに環境についての対応ができておりました。改めて再生ポリエステル原料による縫製糸も開発がされております。順におってこれらも導入したいと考えております。
その他にバイオマス原料によるOPPへの切り替え、ダンボール・合紙を再生紙(古紙)への完全切り替えをいたします。
これら資材・備品においても常にサプライヤーの皆様からの情報をいただくことで採用を進めていきたいと思います。
これらのみ設備関係の環境への対応は社員一人一人の意識が揃わないとその意味を裁断減に発揮できません。当社では、スタッフ全員がその意識を持つことを重視したいと考えております。
・使わない電灯は消す
・ゴミの分別をしっかりする
などの基本的な部分からしっかりと実行することを進めていきたいと考えております。

ナカノアパレルの効率化とはどのようなことでしょうか?またそれが何故サスティナブルに関連するのでしょうか?

サスティナブルとは自然環境への配慮が前面に取り上げられる傾向にありますがそれだけではないと考えております。あらゆるロスを削減、軽減することで新たな時間やゆとりを生み出すことができると信じております。
これらの解決へ向けてですが、事業会社・工場として今まで求められていたことだとも思われます。
無駄になっていることは無いか?
重複しているしている作業は無いか?
もっと簡潔にする方法で同じ効果を得ることはできないか?
これらを全社員で見つめていきたいと思います。その中より短期的にできること。中・長期的な視野で改善していくものとに分け対応していきたいと考えております。
設備やシステムなどの投資も必要になってくるものを思われます。あらゆる設備をIOTを導入することで効率の最適化を目指すことで縫製工場の持たれている概念を変えることも可能だと考えております。そういう面においても最先端を目指してまいります。
効率が良くなるということは、会社の利益につながることです。それはスタッフ一人一人の収入にもつながることと意識していきたいと思っております。
それのみならず、『考える』というクリエイティブな時間を生み出すことを大切だと認識し合いあらゆる視点からのアイデアの創出をしていきたいと考えております。

ナカノアパレルにおける地域貢献実施について教えてください。

2019年までは年に1回~2回当社の工場敷地においてイベントを開催しておりました。地域住民の方々にもご参加可能なイベントとして、飲食の出店や地域文化の舞台発表などをさせていただいておりました。その場において当社の工場のワークショップも開催し縫製を体験いただける場を提供しておりました。
2020年は、新型ウイルスの影響で開催ができませんでしたがこれらの懸念が払しょくされれば、改めて開催をしたいと希望しております。

また新たな取り組みとして東京、山形本社工場、無錫工場それぞれにて地域ボランティアの実施を計画しております。
小さなことからでも地域のお役に立てることを実行してまいります。
これらボランティアの行動は営業時間内で行い会社業務の一環とした活動として取り組みます。

活動報告については、当オフィシャルサイト上のNEWSページにおいてさせていただきます。